海の物とも山の物とも分からない陸の物の37歳です。

326で泣いて良い歳はとうに過ぎ去り、性欲を愛だと勘違いするほど若くもなく、かといって愛を性欲だと言い聞かせられるほど老いてもいない中途半端なアラフォーです。

・・・思春期。それは知識が経験を思いっきり追い越している状態。かくいう私も世の中は、大人は悪だ、みたいな全くもって迷惑な怒りのダークサイド悶々フォースに包まれていた一人でした。この歳頃の男子、こと性に関してウケるほどそれが顕著にみられます。

そして・・・その日は突然やってきます。イニシエーションの日、少年から大人へ、童貞から非童貞へ、仮想世界から仮性包茎へ、俺たち都会で大事な何かを失くしちまったねOhMyJullia・・・その日を境に魔法も使えなくなり暗黒面のフォースは急速に衰えて行きました。

そして現在・・・

ふと思うのです。フォースを感じたいと。。。さすがにもう大人なので怒りではありませんが、あの頃のベクトルの方向は完全にあさってを向いていたけどあの馬鹿げた力強さ、なんでも感動しなにをしても面白かったあの感覚。今もけっこう楽しいですけどまた別物。私はそれを悪魔と十字路で契約を交わし非童貞と引き換えに手放した感覚だ、と思って納得させていた感も少しありました。

しかし、私は気づいてしまったのです。

経験が知識に追いついていなければ童貞じゃないかと。あの時私が捨てたのは物理的童貞(フィジカルチェリーボーイ)であって精神的童貞(メンタルチェリーボーイ)は捨ててはいないんじゃないかと。だってこの世はインターネット社会、情報は膨大だと私の中のゴーストがささやいています。

そうです。私は童貞です。だからあらゆる森羅万象にときめきトゥナイトできるんです。そんな気持ちで今年も素敵な経験、素敵な出会いを大切に楽しんで行ければなぁと思います。

メンタルチェリーボーイ ササキ

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